お命じになってくださいぼくはもう官吏で剣で機構なのです
鎌倉殿/義時
(襟を撫で)振り向いたならそのときの
おまえの顔といったらないぜ
鎌倉殿/義村
お命じになってくださいぼくはもう官吏で剣で機構なのです
鎌倉殿/義時
(襟を撫で)振り向いたならそのときの
おまえの顔といったらないぜ
鎌倉殿/義村
忠実な友と呼びあうことあらば満ち足りたのか 手のひらに雪
鎌倉殿/義村
傀儡師と傀儡師もまた絆(つな)がれて強く小指を曳(ひ)かれた痕が
約束のために小指はあるのだろう絆(つな)がれてみるゆめがさめない
鎌倉殿/義村
神仏を口説いて落とす自負ならばあるがいったい俺はいつまで
足おとをすべて兵馬の行軍と聞く友の聞かぬ吾(われ)の足おと
鎌倉殿/義村
米蔵の奥の小僧をおれはまだ憶えているが 臓腑が烟(けむ)い
鎌倉殿/義村
見ていたいお前が地獄へ行くさまを盟友という特等席で
鎌倉殿/義村