ほかならぬあなたが息を吹きかけた埋め火の火があなたを包む
鎌倉殿/義時
ほかならぬあなたが息を吹きかけた埋め火の火があなたを包む
鎌倉殿/義時
死ぬときはこんなにひとり送り火を何度焚いてもわからなかった
鎌倉殿/義時
宮殿を継いだ後裔たちは聴くだろう海鳴り いずれ海蝕
鎌倉殿(と「北条時宗」と「太平記」)/北条家
似姿は祝いか呪いうそぶいて宮廷画家が描くサトゥルヌス
鎌倉殿/運慶
縁を切り損なって死に損なって春の庭など眺めて惜しむ
鎌倉殿/義時←義村
太平記end
そうここは流人によって築かれたくに流刑地の東の果ての
鎌倉殿
三次創作短歌でした 経緯
お命じになってくださいぼくはもう官吏で剣で機構なのです
鎌倉殿/義時
(襟を撫で)振り向いたならそのときの
おまえの顔といったらないぜ
鎌倉殿/義村
玉緒(たまのお)のひとつひとつを数えつついずれの海も異郷とおもう
鎌倉殿/頼朝
引き払うことはできるが出られないホテルの賭場のルーレット 赤
鎌倉殿/平六
鎌倉殿ってイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」では!?と思い…「チェックアウトはできますが、出ることはできません」。
ホテル・カリフォルニア
飛梅が梅のまごころなら人はそれでも生きてしまえることが
咲きのこる紅梅の紅 きみという創(きず)をひとつの懐剣として
鎌倉殿/泰時→実朝
ただしくて情が深くて繊細な彼(か)の足もとに積まれた髑髏
そのひとはやさしいのだと知らされてわれの社に雪降りつもる
鎌倉殿/公暁と実朝