歳下のひとに星座を教わって呪いのように思い出したい
創作クィアのラブ
歳下のひとに星座を教わって呪いのように思い出したい
創作クィアのラブ
城ひとつ傾けてまだ退屈であくびの涙を拭ってほしい
大輪の花じゃなくてもよかったと嘆息すればグミの慰め
創作クィアのラブ
モナリザはカウチに横たわったまま写真をいちまい赦してくれた
創作クィアのラブ
風、きみが漕ぐ自転車はわれの奇術で現れぬもの
ま子さんの渉友友渉 跳ぶあしたで詠みました。リクエストありがとうございました!年を跨いでしまって申し訳ないです…。
おれほどは飢えを知らないおとうとが小判を投げるおれの代わりに
「首」/秀吉
足もとを光の網が揺らめいてプールサイドに涯ての弦楽
アダージェット 道化のように紅をひききみを死因にしてしまいたい
「おしまいになりたいだけでほんとうは僕じゃなくても」タイを外した
創作クィアのラブ
瀬戸内の海は金色ひと前で口に出さない播州訛り
日記です。
都合いい羽をなくして惜しみなく舌状花たち花束にする
こうこちゃんさんのA3!至万小説「あなたのことがすきだから」で短歌を詠みました。リクエストありがとうございました!
心配は無用の空にすずしろをさらす子どもは真ん中にする
よしきさんの落乱の犬猿小説「みかた」で詠ませていただきました!リクエストありがとうございました。
襟元にエリカの花粉 童顔と眇める癖を眼鏡で隠す
ハゲタカ/鷲津