おれほどは飢えを知らないおとうとが小判を投げるおれの代わりに
「首」/秀吉
おれほどは飢えを知らないおとうとが小判を投げるおれの代わりに
「首」/秀吉
足もとを光の網が揺らめいてプールサイドに涯ての弦楽
アダージェット 道化のように紅をひききみを死因にしてしまいたい
「おしまいになりたいだけでほんとうは僕じゃなくても」タイを外した
創作クィアのラブ
瀬戸内の海は金色ひと前で口に出さない播州訛り
日記です。
都合いい羽をなくして惜しみなく舌状花たち花束にする
こうこちゃんさんのA3!至万小説「あなたのことがすきだから」で短歌を詠みました。リクエストありがとうございました!
心配は無用の空にすずしろをさらす子どもは真ん中にする
よしきさんの落乱の犬猿小説「みかた」で詠ませていただきました!リクエストありがとうございました。
襟元にエリカの花粉 童顔と眇める癖を眼鏡で隠す
ハゲタカ/鷲津
斃れたら胸にグラジオラスの花 手向けがあると信じているね
「首」/秀吉→光秀
モノに化《な》ることは得意で暗殺をしたっていいし恋してもいい
シンライダー/クモオーグ←KKオーグ
両羽を落とされてなお戦える意思があるならぼくはほんもの
#12月になったので相互さんの作品で短歌を詠む
という企画をやっています。
ことこさんの「虚飾の戴冠」でリクエストいただいて詠みました。ありがとうございました!
極刑の刃をやり過ごすためにまた茹で上げて捥《も》ぐ沢蟹の脚
#12月になったので相互さんの作品で短歌を詠む
という企画をやっています。
なのさんの須藤雅史SF(すこし不思議)小説から詠ませていただきました。リクエストありがとうございました!